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フィオレンティーナ応援ブログ。サッカー界の片隅に佇む管理人とヴィオラにすべてを捧げるフィレンツェ在住副管理人によるコラム&ニュース&雑記。日本のクルヴァからヴィオラに声援を。Forza Fiorentina!!!!
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ヴィオラに憧れて94年にフィレンツェへ移住。04年に立ち上げた本ブログを切っ掛けに、日本の某フットボール・マネージメント・グループと提携、サッカー関連会社を設立、現在に至る。国内外の選手やクラブのプロモーション・サポートを中心に、原稿執筆、サッカークリニックやイベント、その他ドキュメンタリー番組等の企画を行う。
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HNはNuno。96年にfmkonnoを訪ね初のイタリアへ。それを機にヴィオラ・サポーターに。02年「Violaと共に生きる」をテーマにフィレンツェ移住。その後、B降格、クラブ崩壊、C2からの再出発、寿命を5年縮ませたセリエBでのプレーオフなど、激動の時代をアルテミオ・フランキで過ごし、文字通りViolaと共に生きている。

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伝家の宝刀“4-2-3-1”への布石
勝利の余韻を残しながらニュートラルな状態に戻ってまず思ったこと。それは審判のジャッジ。ミランの得点に直結するオフサイドやファウルの判定についてだ。それらの判定は誤審ともいえる線のものだった。一応、ヴィオラは“天下のミラン相手に八百長をするだけの金と権力なんて持ち合わせていない”ということははっきりさせておきたい。それにビッグ3が毎年コンスタントに審判の恩地を受けていることも忘れないでほしい(イタリア的な視点で捉えれば、このミランの敗戦で恩地を受けるチームが一つある…勿論イタリア的冗談だ)。

もう少しソフトに考えれば、あの線審については、ただ単に“前半でミランの選手(特にセルジーニョ)が敵にまわしてしまった”と言える。僕は試合後、ティフォージの歓喜の歌の中で、まず友人とそういった話をした。「ミランは後半頭からラインズマンを完全に敵にまわしたね」、と。…では、もし線審がミランの敵にまわっていなかったら、試合はどうなっていたのか。

結論から言えば、そんなことは分からない。ただ、6:4でヴィオラが優勢だったろう。この試合、プランデッリは実に多彩な攻撃の選択肢を用意していた(ミランの弱点であるサイドの守備に対して、4-4-1-1から両サイドを押し上げた4-2-3-1でのサイド攻撃は見事に効いた。もしリードされていたら“もっと面白いもの”も見れただろう)。そして、それらの武器は、ミランの攻撃のオプションに対して有効的な守備戦術を包括したものだった。プランデッリはリーグ戦というものの戦い方を知っている。彼はこれまでの試合を通して自らのスタイルを徐々にチームに浸透させ、まさにこのミラン戦でほぼ理想に近い状態までに仕上げた。

今季、プランデッリは4-3-3というスタイルでチームを始動させた。ところが蓋を開けてみると、リーグ戦はフラットに近いボックスの4-4-2で幕を開けた。それが試合を重ねるごとに2トップの一角が影になり、気が付けば4-4-1-1というスタイルになっていた。そして、このミラン戦ではプランデッリ伝家の宝刀4-2-3-1。結局のところ、これらすべてのシステムは2列目サイドの選手の位置取りと、“トーニの相方”の役割程度の差しかない。

4-3-3で戦っていた当初、チームはなかなか得点を挙げることが出来なかった。しかし、4-4-2システム下では得点を量産した。これは、プランデッリがまず3トップで、サイドの選手の高い攻撃意識と、センターハーフのサイドをケアする広い守備意識を植え付けたことによるところが大きい。それらの意識を残しつつ、リーグ戦ではバランスの良い4-4-2を採用、これは得策だったと思う。

4-4-2システム下では、トーニが柱になり2トップの一角をパッツィーニとボジノフが争っていたが、後者2人はガチガチのCFではないセカンド・トップ的な選手(ボジノフはCFもこなすが…)。要するに、この時点で、既に4-4-1-1に近い陣形が出来上がっていたことになる。この数節、ヨルゲンセンやモントリーヴォが4-4-1-1の単独トップ下に入るようになった時、「ああ、もうすぐ4-2-3-1が出来上がる」、と僕は思った。4-4-1-1から4-2-3-1への移行に関しては、それほど難しいものではない。4-2-3-1初始動となったミラン戦のチームの動きを見れば明白だろう。幾つかの段階を踏んで徐々に構築されたシステムだからこその安定感がある。いきなり4-2-3-1で夏のキャンプを始めていたら、ここまでの攻撃力は備わっていなかっただろう。3トップの攻撃意識と4-4-2のバランス感覚の植え付けはかなり効いている。現在のプランデッリの前では、パンキーナ・ドーロ(最優秀監督)に選ばれたミランのアンチェロッティも霞んで見える。

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プランデッリの伝家の宝刀4-2-3-1への布石は、これまでのシーズンを通して常に敷かれていた。現在4-2-3-1の2列目に入れる選手は、フィオーレ、ヨルゲンセン、モントリーヴォ、ボジノフ、パッツィーニの5人。FWの二人が入る場合は表記上4-4-2になるだろうし、場合によっては純粋な4-4-1-1が敷かれるだろうが、基本的には何も変わらない。現在のチームは、どんな布陣であれすべての選手が共通の理念の下にプレーしている。あるのは、システムの差によって生じる“さじ加減”だけだ。そして何より、現在のヴィオラには、ビッグ3(つまり追われる者)が決して持ち合わせることのできない“追う者の勢い”がある。

最後に。セルジーニョが上げた同点ゴールへのクロスと、ジラルディーノがディ・ロレートに対するファウルをとられノーゴールとなったルイのクロス。あれは現在の戦術下におけるエア・ポケットからのボールであり、今後の重要な修正ポイントになるだろう。次のローマ戦では修正を期待したい。オリンピコの後はホームでの大一番、“追う者の勢い”だけでは勝てない試合が待っているのだから。
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※コメント及びTBをされる前に必ずお読みください by fmkonno | 2005-11-24 07:52 | 管理人コラム | BBS | HOME |
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